2009年11月13日

ドキュメント20min 篠宮龍三

105mという深海に自分の体と足ひれのみで潜るフリーダイビング。

サッカーボールが半分くらいにつぶれる深海は「無限の暗闇、永遠の静寂」と語られる。
それは宇宙空間にも似た場所だろうと。

「皮膚がわからなくなり、自分と海の境界がなくなる。」
「大海の一滴の雫になる。」とは篠宮さんの体が感じている言葉。

深海に沈んでいく篠宮さんをカメラがとらえる。どこまでも続く青い空間に吸い込まれていく篠宮さんは生きてる人間に感じられない。
死を映像で表現するとき、このイメージを使いたいと職業柄思ってしまう。

現に深海に潜るとき、臨死に近い状態になっているのだろう。
それは「ブラッドシフト」と呼ばれる現象がおこる為である。
命を守るため、血液が脳や心臓などの生命を維持する器官に集まる現象を言う。
その時に浮かぶ感覚をこう述べていた。
「深海の水は冷たいはずなのに、ある瞬間から温かさや、やさしさ、懐かしさなどを感じる。」
ブラッドシフトにより色々な器官が機能を停止し、脳内も自分の無意識の深海に溶け込んでいく。そしてそこからの生還。
自分の感覚の深淵にふれた彼にしか語ることの出来ない言葉が沢山ありそうだ。

そんな篠宮さんは、常に地球に向き合い、その呼吸に自分を共鳴させているように見えた。

http://www.nhk.or.jp/20min/onair/20091113.html


seijimo
posted by TANGE blog at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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